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【コズミック・ガール】人を描く科学

こんにちは、蝶まめです。

今回紹介するのは

コズミック・ガール~宙わたる教室』/伊与原新



NHKでドラマ化された「宙わたる教室」の続編です。

原作を読んでも、ドラマを観ても泣いていたくらい好きな作品だったので、予約購入した作品です。

こんな人におすすめ

  • 静かに心へ残る小説が好きな人
  • 宇宙や星のモチーフに惹かれる人
  • 人間関係の機微を描いた物語を読みたい人
  • 派手すぎない、余韻重視の作品が好きな人
  • 科学や理系要素のある小説に興味がある人

あらすじ

伝説の「科学部」がよみがえる――
NHKドラマ化で話題沸騰&大ヒット
『宙わたる教室』待望の続編!

さまざまな背景を持つ生徒が集う、東新宿高校定時制。
理科教師の藤竹を中心に結成された「科学部」は、かつて「火星のクレーター再現実験」に取り組み、学会の高校生セッション優秀賞、JAXAとの共同研究と快挙を成し遂げた”伝説”になった。

その6年後、顧問の藤竹は去り、科学部は消滅していた。ある事情で私立の超進学校から定時制に転入してきた飯星佐那は、科学部を復興しようともくろみ、勧誘活動を開始する――。
岳人や佳純など、かつての科学部メンバーも再登場。彼らの思いも背負って、新生・科学部が走り出す!

「泣ける青春科学小説」として絶賛された前作を上回る感動がここに。
『藍を継ぐ海』で直木賞を受賞した伊与原新さんがおくる、科学に触れる喜びにあふれた傑作長編!

引用元:文藝春秋



感想

印象的だったのは、“人は簡単にはわかり合えない”という感覚。

好きなものも、抱えている痛みも、見えている景色も、人それぞれ違う。

だからこそ、会話や距離感に小さなズレが生まれる。

そのズレを完全になくせなくても、「理解したい」と思うこと自体に意味があるかもしれない。

そんな優しさが、この作品にはあります。

登場人物たちがどこか不器用で、上手くいかない日々と向き合い、傷つきながらも道を拓いていく姿に愛しさが込み上げました。

派手な展開で引っ張るタイプではないけれど、静かに心へ染み込んでくる作品です。

あえて言わせてもらうけど…藤竹さん!!(しか言えないじゃん。)


まとめ

伊与原新さんの作品は、「知識」と「感情」の結びつけ方が本当に上手くて、毎度唸ります。

「科学」と聞くと難しい理屈を語った難しいものをイメージしがちですが、“人を描くための科学”が多く、理系に苦手意識がある方でも触れやすいと思います。

理屈を語る描写はあるのですが、科学を理解できなくても、人は理解できる触れられる。
そんな作品です。

「宙わたる教室」「コズミック・ガール」を通じて、宙を見上げたくなる、興味を持つ人がいたら嬉しいな〜と、密かにワクワクする科学大好きな蝶まめでした。