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【小説】「とり残されて」のあらすじと感想を紹介

ミステリー

こんにちは、蝶まめです♪

暖かいを通り越して暑い日があったかと思えば、一桁気温になるなど極端な春ですね。

皆さん、体調壊していませんか?

忙しいからこそ、ときにゆっくり過ごすことも大切ですよ。

今回は「執着せずにゆっくり…」の願いを込めて、不思議なお話が集められた

宮部みゆきさん著の「とり残されて」

を紹介します。

有名な作家さんなので、読んだことがある方も多いのではないでしょうか?

私が「とり残されて」を最初に読んだのは20年以上前ですが、先日再読してもあまり印象の変わらない不思議さがありました。

この記事を最後までチェックすれば、「不思議な世界」に足を踏み入れる準備はバッチリ整いますよ。

「とり残されて」あらすじ

表題作「とり残されて」

婚約者を事故で亡くしたあと、職場復帰した女性教師は子供の足音に気がつく。

目にした姿は自分の勤務する学校の子供ではないよう…。

そんなある日、学校で事件が起こる。

「あそぼ」とささやく子供は一体…??

  • とり残されて
  • おたすけぶち
  • 私の死んだ後に
  • 居合わせた男
  • 囁く
  • いつも二人で
  • たった一人



表題作を含む「不思議な話」が詰まった短編集。



「とり残されて」の感想

面白い!とか怖い!というよりは「不思議」だし、「不思議」だけで済む話でもない「不思議」(笑)

ホラーとかミステリーとかスリラーとか、「怖い」は結構好きで触れますが、一番「怖い」のはやっぱり「人間」だなって。

でも生きていくために必要な「おもい」もあれば、囚われすぎてはいけない「おもい」もあって難しいな…とか。

蝶まめ
蝶まめ

抽象的過ぎて伝わらないかな…??


短編集なので一つの話について感想書いちゃうとネタバレになっちゃいそうなので控えめに。

表題作の「とり残されて」でとり残されているものは、リアルにありそうだけど、そこまでだとやっぱり怖い…。

でもそこまでなってしまうことは珍しくないかもしれない…。

表題作以外のタイトルも「とり残された何か」で共通している部分はあるので、よくできた一冊でもあるな〜という印象です。

蝶まめ
蝶まめ

あなたのお気に入りはどの話でしょう



宮部みゆき作品といえばこれ!

宮部みゆきさんの作品はジャンルも広く好みも分かれます。

ここでは有名な作品をいくつか紹介しますので、ぜひ一緒にチェックしてくださいね。

火車



模倣犯



どちらも長編ですが、先が気になるからかサクサク読めてしまいます。

他にもミステリー、サスペンス、現代・時代小説…映像化された作品も多くありますし、好きな作品を探してくださいね♪。

まとめ:「とり残される」にはいろいろある

「とり残されて」を読むまで、この類の「とり残される」を想像したことはありませんでした。

蝶まめ
蝶まめ

現実的な忘れ物とか、迷子が普通の考えかな?と。



確かに意味は同じですが、感覚的に別物なんです。

それが積み重なって今という時が創られているのかも?なんて壮大な想像もしつつ、平和に暮らしたいと願うばかり…。

ぜひこの不思議な感覚、切なさ、つながり、温かさ…読んで感じてください。



不思議な世界の感覚…という意味では、恒川光太郎さんもおすすめ♪
何と言ってもデビュー作の「夜市」です。




蝶まめ
蝶まめ

私もここから恒川ワールドにハマりました。



今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

次回もお楽しみに♪