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【小説】「博物館のファントム」のあらすじと感想。変人が癖になる。

ミステリー

こんにちは、蝶まめです。

4月も半ば…。GWももうすぐですね。
レジャーなど外出の予定を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

蝶まめ
蝶まめ

我が家も一応予定はあるけど、実行はまだ未定です。



今回は春のレジャー先でも人気の博物館が舞台(!?)

伊与原新さん著の
「博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室」
↑文庫版:「博物館のファントム 箕作博士の事件簿」

「ファントム」といえば、「亡霊」を指す意味で使われることが多いですし、もしやホラー??

いえいえ、全く(笑)
思い切りミステリーです。←そりゃミステリ標本室だもんね?

最後までお読みいただければ「博物館のファントム」が読みたくなると同時に博物館に行きたくなりますよ〜♪

「博物館のファントム」のあらすじ

半世紀以上に渡って増改築が繰り返され迷宮と化した博物館の旧館に
整理を担当することになった片付け魔の池之端環。

一見ガラクタにしか見えないものに溢れた旧館に棲み着き、「何も捨ててはいけない」という強い執着心を持つのが「ファントム」と呼ばれる箕作類だった。

性格も考え方も専攻も…何もかも違う二人の凸凹感が、次々起こる事件を解決していく新感覚連作短編ミステリー。

事実か否か…
一般人が知ることのできない博物館の裏側を覗く感覚が新鮮な一冊。



「博物館のファントム」の感想

箕作博士は本当、変人です(笑)

研究者って少し変わった人が多い印象はあるのですが、その典型といった雰囲気。←ドラマでもそういうのありますよね〜。

最初こそ、「ああこのタイプね」と引き気味でしたが、妙にクセになるというか憎めない〜応援してしまうようなキャラになっていきました。

相手をすることになる環は終始発狂しまくり、否定しまくりですが、実は裏でいろいろ理解しつつあるというか、名コンビになるんですよね。

蝶まめ
蝶まめ

結末は想像できてるのに、結構ハラハラして読みました。


博物館とか大好きでテレビで「裏側に潜入!」的な特集をやっていると見入ってしまうタイプの私。

「博物館のファントム」の舞台になっている博物館は架空のものですが、一般公開展示の準備や裏側を覗ける雰囲気は最高

「実際にこんなトラブルもあるんだろうな…」と想像したり、学者の性みたいな部分に触れたりして楽しめました。


蝶まめ
蝶まめ

リアル過ぎることはありませんが、虫の話など苦手な分野の話もあるかもしれない点だけ注意です。


ちなみに文庫版は「ミステリ標本室」の部分が「事件簿」に改題されています。

蝶まめ
蝶まめ

文庫版はタイトルこそ違えど、内容は変わらないので同じように楽しめると思います♪





研究者シリーズ??

「博物館のファントム」や箕作博士との繋がりは全くないものの、伊与原新さんの作品には他にも「研究者」が(笑)

蝶まめ
蝶まめ

科学舞台の世界観は知らないことも多く独特です。



人類史を変えるかもしれない謎をめぐるミステリー。



「ルカの方舟」



まとめ:ベストコンビに期待!

凸凹コンビって危なっかしいし、発狂し合うのが定番という感じですが、それがまたいい味出しますよね。

箕作&環コンビの続編を書いてほしいな〜という思いは沸々と…。

ストーリーの終わりをみれば、書くこともできなくないだろうし…と期待している部分があります。

蝶まめ
蝶まめ

ライトノベルなのかな?読みやすさも推せるし、また二人に逢いたいです。





そういえば今日、文庫化されているのを発見!!

「白鳥とコウモリ」:東野圭吾著




単行本はソフトカバーで分厚かった印象ですが、文庫は上下巻に分冊されたよう。

こちらも読了しているので、別記事で紹介しようと思います。

今回紹介した「博物館のファントム」と同じ伊与原新さんの作品、
「コンタミ」を紹介した記事はこちら↓からどうぞ♪




今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪