こんにちは、蝶まめです。
春になり過ごしやすいからか、週末は我が家の近所では庭バーベキューをする家が多かったよう。
いいな〜と思うこともありますね。いい匂いするし(笑)
でも外は虫出るし、風でホコリ舞うし…うん、私には合わない!とすぐに気づきます(笑)
さて今回紹介するのは…
伊与原新さん著の「コンタミ」
科学実験における「汚染」を意味する言葉のようですね。
最近話題のアレもある意味コンタミ?
実験ではないから違う?まだはっきりしていないので言えないですけど…ね。
科学の世界を舞台とする作品にハマった私は片っ端から読むことを決意…!?
「コンタミ」はしっかり1冊「コンタミ」な中編作品です。
「コンタミ」のあらすじ
科学的根拠を捏造しその効果を信じ込ませ商品を売り込む企業。
明らかな「ニセ科学」の世界に「ニセ科学」を許さないはずの人物が関わっていた??
なぜニセ科学の世界に関わったのか、彼女の行方を追いながら少しじつ明らかになる事実。
感想
登場人物が好きになれなかった…。
でも一気読みしてしまうくらい内容は良かった!
「コンタミ=汚染」
タイトルだけでは汚染された実験環境の影響で問題が起こるのか??と思っていたけど、ちょっと違って…。
最後まで「そういうことか」が出てこなかった私は、まだまだ科学信者ではないな〜なんて。
ニセ科学は善か悪か、はっきりさせる必要性は本当にあるのかと感じながらも私腹を肥やすだけの業者側トップには苛立ちを感じる方も多いかもしれません。
「確かなこと」が一つで選択肢がない時、人が縋るのは「不確かではない」何かかもしれないし、
不確かではないことに無理やり「確か」を示すモノを添える必要はない気がするから…。
何も知らなければ疑いもせず信じてしまうけれど、カラクリが存在し捏造されることも現実なんだろうな…。
入口はこの作品
伊与原新さんの作品は科学系の内容が大きく絡むミステリーやヒューマンといったジャンルです。
私が最初に読んだ作品は
月まで3キロ
星や宇宙が好きな私は図書館でふと目に止まったタイトルと表紙に惹かれました。
短編で読みやすく、ちょっとした気づきからほっこり癒やされる…。
そんな感覚がとても良かったんです。
専門的な話が難しいとかという意見もありますが、理系文系の差かな?と…。
そこを理解しないと話もわからないなんてことは一切ないのでご心配なく。
まとめ:偶然が生むもの、意識が生むもの
「汚染」によって性質が変わるのは常識かもしれませんが、及ぼす影響は良し悪しあり、「汚染なし」は基本前提ですよね。
汚染から偶然「良」に動いたことで発見されたものも確かにあるんだけど…。
少なくとも、「悪」や「曖昧」な状態を「通常」としてほしくはないです。
最近の話だってそう。早く解決してほしいです。
「コンタミ」を読んでもう一度、基本前提について考えてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪