こんにちは、蝶まめです。
最近は好んでミステリーを読むようになった私。
次は何を読もうか…と思った時、多くの方がおすすめとして上げた作品。
「衝撃の一行」で物語の視点が一変する展開になることで有名です。
綾辻行人さん著の「十角館の殺人」
実は私、綾辻行人さん著の作品はこれが二作目です。
初めて読んだ作品の描写があまりにグロテスクで体調を崩したんですよね。
唯一読了を諦めた本でした。
トラウマで著者名だけで敬遠。
今回、手に取るのはかなり勇気を振り絞りました。
「十角館の殺人」はかなりマイルドでミステリーやサスペンスでは普通の域だったので、しっかり読めましたよ♪
そして「読んで良かった!」と思っています。
Huluオリジナルとしてドラマ化したことも話題になっている今、いかがでしょう??
最後まで記事をチェックすると「十角館の殺人」をはじめとした館シリーズが気になってくるはず♪
「十角館の殺人」のあらすじ
角島では半年前、火災により焼失した青屋敷では変わり者の建築家、中村青司を含む数人が謎の死を遂げていた。
以降、無人島となっていた角島に残された十角形の館、「十角館」を訪れた推理小説研究会のメンバーたちは惨劇に見舞われる。
時を同じくして本土では「元」推理小説研究会メンバーだった江南の所に死んだはずの中村青司を名乗る人物からの怪文書が届いていた。
ミステリ史上最大級の驚きが味わえる1987年刊行の一冊。
「十角館の殺人」の感想
私はまだまだミステリー初心者だな〜と思い知らされました(笑)
「十角館の殺人」はアガサ・クリスティ著の「そして誰もいなくなった」のパロディと言われているくらいですし、様々なミステリーの要素が入っている様子。
これは!!と気付けない時点で、まだまだ!!ってことなんでしょうね。
思わず「そして誰もいなくなった」を手にとってしまいました。
私のミステリージャンル開拓はここから始まる!!って感じですかね??
序盤からなぜ殺人の舞台である「島」と連絡さえ取れない「本土」それぞれの視点で進んでいくのか疑問に感じてはいました。
いろいろと怪しい!!と感じてしまう情報も出てくるし、半年前の事件の真相が想像通りであり、ある意味ホラーの展開!?とドキドキしていたことも…。
実際の犯人、一応は候補の中の一人でした。
トリックは必要ないしね…と。
しかし、トリックあった!!まさかのその設定!?(笑)
トリックなしのミステリーだったら、高評価なわけないですよね。
「一行」とはどこ?ラストの意味は?
ネタバレになってしまうので全く書けないのが悔やまれますが、恐らく話の展開が急激に変わる境にある一行を指すのでしょう。
その一行…?一言?で読み手は一連の事件の犯人とそのトリックに気づくことになります。
そしてエピローグの終盤に出てくるものの正体や「審判」の意味がわからないという声もあるようですが、プロローグに戻れば分かります。
舞台が孤島と本島、さらには登場人物が多く孤島メンバーはみなニックネームという点で、イメージしにくいと感じるのも作者の意図なのかな?
何も知らずに1度、そして事実を知った上でもうもう1度読んでみてください。
館シリーズを読もう
綾辻行人さんの作品は「十角館の殺人」を初めとした「館シリーズ」があります。
私もまだ未読ですが、それぞれ雰囲気の違うミステリーに仕上がっているとの話なので、チェックしていこうと思います。
ん?これは全て中村青司が建てた風変わりな館が舞台になっているシリーズってこと?気になる…
水車館の殺人
迷路館の殺人
人形館の殺人
時計館の殺人
他にも多数の作品がありますのでチェックしてみてくださいね♪
まとめ:ミステリー好きへの挑戦!?
「十角館の殺人」は推理小説研究会のメンバーが使っているニックネームが出てくる時点でミステリー好きへの挑戦が始まっている気がします。
会話の意味も「推理小説を知っているからこそ理解できる」ことが多いようで、元となった作品を読んでみたい!!と感じました。
しっかりミステリー通になってから「十角館の殺人」を読んだら、他の気付きもあるだろうな〜。
ミステリーは気になるけど、何から読んだらいいか分からない!という方がいたら、「十角館の殺人」、おすすめです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに♪