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【小説】「方舟」の感想。なぜ行く?心理的に本気で怖すぎた‥

ミステリー

こんにちは、蝶まめです。

気が付けば皆さん、GWですね~。

蝶まめ
蝶まめ

我が家は職業柄、学生である娘以外は関係ないんですけどね。



と、いうことで今回は「休みに集まったはず‥」がとんでもないことに巻き込まれていくお話

夕木春央さん著の「方舟」



を紹介します。



興味本位で全く知らない、どうなっているか想像もつかない場所に入っていく勇気‥

私にはありませんよ‥

あなたはどうですか?



最後までチェックすると、興味本位から巻き込まれるとんでもない状況に、ハラハラドキドキの「方舟」を読みたくなるはず。

「方舟」のあらすじ

大学時代の友人たちと山奥にある謎の地下建造物を訪れる。

一晩をそこで過ごし翌日に下山しようということになるが、翌朝、予想もしない事態に見舞われ閉じ込められてしまう。

施設内には食料備蓄や発電設備もあるのだが、それ以上に危機が迫っていることに気づく。

連絡手段がない中で残された時間は1週間程度…。

何とか自力で脱出する方法を見つけるが、それには一人の犠牲が必要だった。

そんな時、殺人事件が起こる。

誰もが「犯人を生贄にすべき」と考え、犯人探しに躍起になる中、第二の殺人が起こり…。

犯人は一体誰なのか。
その目的は?

ミステリーの王道、クローズド・サークル。



「方舟」の感想

いや、怖いから!無理だから!あり得ないから!

私はそんな気持ちが占めていて最初から「信じられない!」って感じでした。



とはいえ、方舟の世界に入ってしまったのだから何がどうなるか見届けないわけにもいかない気持ちも‥

普通に読了しましたが、なかなかのどんでん返しでしたよ。

蝶まめ
蝶まめ

あぁやっぱり人間は怖い。

目的のためならそこまでする?


しっかり騙された部分もあるし、構成としてもさすがの完成度です。

伏線と思っていた部分が全く回収されず、謎は多く残ったままなんですよね。
続編なんて書ける話ではないですし、著者は「その場」だけにこだわったのかな。

蝶まめ
蝶まめ

最後の一文が意味するのは何なのか…人によって感じ方が違う恐怖
外野も他人事ではないかもしれないその後も怖い。



怖い怖いと連呼しましたが、クローズドサークルなので平気な方は多いかも。

私は「密室」の環境や巻き込まれたこと、密室になった原因が心理的に怖すぎたんですよ。
↑クローズドサークルってジャンル、もしや苦手??いや大丈夫!!

関連作品を紹介

夕木春央さんは「方舟」で初めて知った作家さん。
もちろん読むのも初めてでした。

「方舟」は怖かったけど←場所ね。

面白かったので他の作品も読んでみよう〜と思います。

十戒



方舟よりも新しい作品で、ミステリー関係のランキングも上位ですね。

サロメの断頭台

単行本としての最新作は「サロメの断頭台」

「方舟」や「十戒」とは違う雰囲気のお話のようなので、こちらも気になります。



私も読んだらレビューしますね〜。

まとめ:クローズドサークル好きならぜひ♪

ミステリーとしてかなり楽しめます。

クローズドサークルならではの閉鎖感はピカイチだし、登場人物の落ち着かない心境もリアルに感じられたのは、私が「方舟」に入ってしまったからでしょうか?

蝶まめ
蝶まめ

誠実な人ほど騙されるかも(笑)



「方舟」の意味も含めて気になったら、ぜひ読んでみてくださいね〜。



「方舟」はコミック化する予定があるよう。
こちらも合わせてチェックしたいですね。


どんでん返しのクローズドサークルといえば…

硝子の塔の殺人:知念実希人


もおすすめです。



今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪