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【小説】「アリス殺し」あらすじを紹介

ミステリー

こんにちは!蝶まめです♪

季節は春。
年度の切り替わりもあり何となくバタバタという方も多いのではないでしょうか?
私もゆっくり読書する余裕がなく、ペースダウン中です。

そんな中でやっと読んだ読了本を紹介!ということで、今回は…

小林泰三さん著の小説「アリス殺し」のあらすじと感想の紹介です。

そう!あの有名メルヘンの「アリス」です!
なのに何やら物騒なタイトルなのが気になりませんか??

最後までチェックすると「アリス殺し」そして「不思議の国のアリス」を読みたくなるはず!

「アリス殺し」のあらすじ

毎日のようにリアルではっきりした夢を見ることに気づいた栗栖川亜理は夢日記を始める。
夢の舞台は頭のおかしい人や、おかしな動物たちの住むあの「不思議の国」だった。

ある日、夢であるはずの不思議の国で起きた死亡事故は現実世界で起こる死亡事故と不可解に一致する。
もしや、不思議の国と現実はリンクしている?
不思議の国で死ぬと現実でも死ぬ?

次々に起こる事件に不思議の国で犯人探しに乗り出した三月うさぎと帽子屋は、たった一つの証言を根拠に「アリス」を最重要容疑者とした。

不思議の国で処刑されたら現実世界のアリスはどうなるのか…。

同じ「不思議の国」の夢を見ていた井森と共に亜理は事件を調べ始める。

現実とは?夢とは?真犯人は?
狂気の本格ミステリ


「アリス殺し」の感想

まさに舞台はルイス・キャロル原作の不思議の国
登場人物(?)の設定もそのままなので、アリス好きにはたまらないかも♪

蝶まめ
蝶まめ

ただ、グロテスク表現が苦手な方は描写に注意が必要かも。

内容は事件を調べて真犯人を見つけるという本格ミステリ。
主人公の亜理や井森は大学院生なので現実での舞台は「大学内」という少し硬い場なのもあり、ダークな雰囲気が強いですね。

夢と現実を舞台とする類の話は比較的多い気がしますが、それでも「どんでん返し」に圧倒されて、マンネリを感じないストーリーでした。

蝶まめ
蝶まめ

私達はどちら側なんだろう?


会話主体の構成なのでサクサク読み進められますが登場人物も多く、言動、行動に散りばめられた伏線には気づかなかった私は再読予定。

蝶まめ
蝶まめ

これはまだまだ楽しめそう〜♪



アリスシリーズを読んだことがない方でもミステリ小説として十分楽しめるので大丈夫!

とはいえ、原作を知っていると世界観を何倍にも味わえると思うので、ぜひ「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を読んでみてくださいね。

私も序盤から「アリス再読したい欲」がモリモリでした。

いやあ…不思議の国のヤバい生き物たち、ヤバい人物たちの本当のヤバさを知ってしまった気分。

「アリス殺し」はシリーズ一作目

「アリス殺し」にはまさかの続編が存在します!

メルヘンファンタジーでディズニー映画にもなってる「アリス」を狂気のミステリーにしてしまったことが衝撃的過ぎたので、更にびっくりです!(笑)

あらすじを見る限り主人公は…。
ネタバレになるのでこれ以上は言えないですが、気になる方はぜひ、シリーズでチェックしてみてくださいね。

気になるシリーズタイトルは下記の3つです。

「クララ殺し」


「ドロシイ殺し」


「ティンカーベル殺し」


それぞれのストーリーはもちろん、世界観をどう表現しているか、4作品に繋がりがあるのかなど、気になる部分はたくさん!!

私も読んだらレビューする予定です。

まとめ:不思議の国の世界観はそのまま

どう?
「アリス殺し」読んでみたくなったでしょう?

主人公のアリスはもちろん、白兎や頭のおかしな帽子屋、あの女王も登場!

ぜひ読んでみてくださいね♪


不思議の国だから地球の普通の秩序や法律なんて関係ないから怖い!!(←え?)

蝶まめ
蝶まめ

アリスの第一印象が「怖い話」だったことはわかってくれる人、いるよね??子供だったし…。



「アリス殺し」著者の小林泰三さん作品はデビュー作であるこちらもおすすめです!
短編だけど、衝撃的な話です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
次回もどうぞお楽しみに〜。