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【小説】「いけない」は再読必須!?あなたは隠された真実に気付ける?

フィクション

こんにちは、蝶まめです。

暑すぎる日々が続いていますが体調壊していませんか?

寝室では冷房使用しているのですが、暑くて目覚める日も多く設定温度に悩んでいます。

寝ながら熱中症…怖いですよね。

今回紹介するのは…


道尾秀介さん著の「いけない」


SNSでよく見かけたこと、最近「N」を読んだことをきっかけとして手に取りました。

あらすじもジャンルも全く知らないままだったのもあり、読了感は結構「トリハダ」でした。

最後までチェックすると「いけない」を読んで真実に挑戦したくなるはずですよ!!

あらすじ

★ラスト1ページですべてがひっくり返る。
話題の超絶ミステリがついに文庫化!

各章の最後のページに挟まれた「写真」には、
物語がががらりと変貌するトリックが仕掛けられていて……。
2度読み確実! あまりの面白さが大反響をもたらした、
道尾秀介渾身の超絶ミステリ。

第一章 「弓投げの崖を見てはいけない」
→自殺の名所が招く痛ましい復讐の連鎖。
第二章 「その話を聞かせてはいけない」
→少年が見たのは殺人現場? それとも……。
第三章 「絵の謎に気づいてはいけない」
→新興宗教の若き女性幹部。本当に自殺か?
終 章 「街の平和を信じてはいけない」
→そして、すべての真実が明らかに……。

騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。

引用元:Amazon販売サイト

「いけない」の感想

はい、しっかり騙されました。

同じ町を舞台にした連作短編ですが、各章の最後にある写真に意味があるなんてことも考えずによく見てさえいない…。



真実に気づかず騙される…という趣旨を知らずに読み始めていたので、「弓投げの崖を見てはいけない」のタイトルや書き出しから、ホラー小説だと思いましたよ(笑)

「その話を聞かせてはいけない」もホラーの雰囲気があるし…。

「絵の謎に気づいてはいけない」あたりから、変わって来ました。

途中で違和感を感じたんですよ。

そこで写真に意味があることに気づき、戻ってみたものの最初の章の真実(理由?)には気づきませんでした。


いやいや…。まさかそういうこと?でした。

口コミを調べると真実に気付けないままモヤモヤしている方も多いようですが、気付いたらきっと恐ろしい…。

ゴーストホラーでないことは途中で気づくと思いますが、絶対的なリアルホラー…。

※注意!ネタバレ部分を読む場合はタップ
何が怖いって…。命を奪った張本人たちは誰一人捕まっていないということですよね。その街で当たり前の顔をして普通に暮らしている。この街にそんな人間が何人いるのかということではないでしょうか。


まとめ:読み返して納得できる?

最初の章では騙されていることにさえ気づかなかった私…。

以降の章を読みすすめていったところで「あれ?」と感じ初めて話題になった理由を実感しましたね。


道尾秀介さんの作品は読み手側が謎に挑み考えるように誘導する書き方がされていますよね。

素直に従うと騙される、絶対騙されない!!と裏を読むとそこは素直に読むべきだったとなる…。

なかなか衝撃的なのでぜひ読んでみてくださいね。



「いけない」には2もあるようなので、近々読んでみようと考えています。

また読む順番で感じ方が変わる、どんな順番で読んでも繋がり完結すると話題の「N」も文庫化されましたので、ぜひ一緒にチェックしてくださいね。



「N」についてはこちら⇣の記事で紹介しています。



今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪