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【児童文学】「きら星きらり」は児童文学だからこそ考えさせられる作品

ファンタジー

こんにちは、蝶まめです。

夏休みに入り、娘と過ごす時間、一緒に書店や図書館に行く頻度が増えています。

成長するにつれて娘が読める本も増えてきていますし、私が先に読むことも多くなりました。


今回紹介するのは私はSNS上で見かけて読んだ作品

坪井聖さん著の「きら星きらり」



坪井聖さんの初めての作品だそうですが、当たり前のことでありながら何故か気づかず、受け入れず、行動せず…の部分を感じるストーリー。

児童文学だからこその多くを語らない書き口が考えの幅を広げるのでしょうね。

最後までチェックすると「きら星きらり」を読んでみたくなると同時に自分の考え方の癖を意識するようになるはず!!

あらすじ

孤独な少年メテルは病気の母のため、街で木の実を売り歩いていた。生まれながら頬に不思議な模様があり、力も強く小鳥や動物と話すこともできた自分達とは違う彼の個性に、誰も話そうとはしなかったので、売りに出ると大盛況なのにあっという間にいなくなってしまう。ある日、一緒に遊ぼう!と少女が誘って案内した先は……?「綺麗な世界が広がっている」星空の夜に起こったファンタジー。

引用元:Amazon販売サイト

「きら星きらり」の感想

人とは違った見た目の特徴、変わった特技、生活の仕方や家庭環境…。

「悪いこと」なんてしていないのに「普通じゃない部分があるだけ」で弾かれてしまう世の中はまさに現実ですよね。

児童文学でありファンタジー要素の強い作品ですが、考えさせられるテーマです。


無垢な子供同士の付き合いを制限・抑制し「違うもの」を遠ざける思考を植え付けるのは大人たち…。

そんな大人たちだって昔は同じ無垢な心を持った子供だったはずなのに、間違っているのはいつでも子供で、大人は子供を正しく導いていると信じ切っているわけですよね。


現実には作中のように子供が大人に影響を与えるなんて難しいでしょうが、実現する描写の作品が多いのは、それを願う人が多いからなのでしょう。

私の娘にはまだ難しいかな?と思っていますが、「お母さんが病気で自分が働く」など、想像できる部分はありますし、薦めてみようかな。

読むタイミングで感じ方や響く部分が違う気がします。

まとめ:大人になると忘れてしまうの?

無垢な心は大人になると忘れていまいますよね。

確かに差別なんてせずに過ごしていた時期があったのに、いつの間にか差別を差別だとも思わず、当たり前として受け入れてしまって…。

自分もきっとその一人なんですよね。


何が違ったって懸命に生きている人を、突き放して追い込む権利なんて誰にもありませんよね。

何度も読んで考えてほしい作品ですので、ぜひ一度手にとってみてください。



Kindle Unlimitedでも読めます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪