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【小説】「店長がバカすぎて」で書店の内側を覗く?共感できる部分も♪

文芸

こんにちは、蝶まめです♪

今年は梅雨入りが遅かったですが、気がつけば梅雨明けの予想も出てきました。

猛暑らしいので暑さ耐性の低い私は今から溶けてますよ…。

さて、読むことに集中しすぎたために、紹介が久々になってしまいましたが今回は…

早見和真さん著の「店長がバカすぎて」

タイトルに「バカ」を入れる時点でちょっと引いてたんですが、読んでみたら共感できる部分も多くて(笑)

舞台が書店なのも読書好きにはたまらない♪

最後までチェックするときっと「店長がバカすぎて」が読みたくなるはずですよ〜。

「店長がバカすぎて」のあらすじ

書店を舞台に繰り広げられる職場の人間関係&大人の事情がリアルなストーリー。

名前だけは勇ましい「非」敏腕店長は常識はずれの行動や発言で周囲を驚かせる。

そんな店長に振り回されつつも、なんとか日々の業務をこなそうと奮闘する主人公・京子と同僚たちや実家の店を訪れる客たちとの関わりを描く。



「店長がバカすぎて」の感想

読み始めの頃は「私もこんな店長の下で働きたくないわ…」と呆れるくらいでした。

空気が読めないというか、自分の直感に素直すぎるのか?

しかもその直感が外れまくってる上に、それに気づかず自信満々(笑)

京子も視野?心?狭くない?なんて思ってました。


でも読み進めるうちに「バカはバカだ」と笑えたり、店長も京子も方向性が違うだけで本人的な一生懸命さは変わらないと感じたりするように変化。

社会は良いことも悪いことも、理不尽なことや驚くこともたくさんあるもんね。


途中の展開はある意味想像通りでしたが、最後の頃の一文…。
え??店長…ってもしかしてマジ?

ああ、どうなの!?


実は続編もあるので、読みたくなっちゃいました。



まとめ:「バカ」はこころの声だから

タイトルに「バカ」が入っている上に、読み始めから「店長がバカ」ととにかく京子が店長をバカバカ言いまくるんですよ。

確かに店長の行動、発言…振り回される身からすれば呆れるし理不尽だし、結果的に「バカかよ!」となりますが、最初は気分良くなくて。

でも、決して本人に「バカ」ということはないですし、あくまで心の声、誰かと語らう愚痴大会です。

誰にでもあること、することだなと思ったら受け入れられるようになりました。

辛いことがあった時、内側だけでも誰かのせいにしないと乗り切れない時がきっとあるし、これはこれでいいんでしょう。

最後は「結局自分がバカすぎて」ですしね(笑)

全体的にテンポがよく読みやすいお話だったので、気になったら手にとってみてください♪



今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪