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【映画化】「正体」は涙なしでは読めない苦しさ。憤りを感じる現実感。

ミステリー

どうも、蝶まめです。

今回開くのは染井為人さんの「正体」

映画化され11月29日に公開が予定されていることでも話題になっている作品です。

選書理由

書店では何度も目にしてきたのですが、何となく手に取れなかった作品。

タイトルに惹かれなかったからなのか、何となく怖い印象があったのかは正直わからないんですよね。

ちょうど「本心」を読んでいた時期なので混同も起きていました。

しかし、SNSの本好きアカウントを覗くと、多くの方が絶賛の声を上げていて…。

あらすじ等も知りませんでしたが、「とにかくこれは読んでほしい」との声が多く、「多くを語らない」スタイルのおすすめに興味を持ちました。

ちなみに映画化の話題は本を入手した後に知り、そこでも「本心」と混同するという状態に(笑)

「正体」あらすじ

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は? その逃避行の日々とは?

「正体」を読んだ感想

SNSなどで「とにかく読んでほしい」としか語られない理由は読んでわかりました。

正直、何を言ってもネタバレになってしまうんですよね。

あらすじにある通り、脱獄した少年死刑囚の逃亡生活であり、その目的や理由が明かされるんですが…。

 

自分にも決して無縁ではないかもしれない現実。

外側でも自分はどちら側なのだろう…。

こっちでいたい。でも自信はなく、実際にはあっち側かもしれない。

あっちとは?こっちとは?と思うと思いますが、それは読んで考えて貰うしかありません。

私は泣きました。

フィクションだけど、残酷でリアル過ぎた…。

あ、「残酷」ですがグロテスクではなく心が痛いってことなので、グロ系でも大丈夫でしょう。

まとめ

読了と同時に映画情報を調べました。

読むのが苦手なら、映画を観てほしい!と思うくらい打たれてしまって、とにかくおすすめです。

「良かった」と表現するのは内容からすると合わないのですが、作品の評価はやっぱり「良かった」になります。

キャストがちょっとイメージと違いましたが、「正体」、観に行こうと思います。

原作とどう違うかな?あまり変わっていないことを願って、期待。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

次回もお楽しみに♪