どうも〜蝶まめです。
今回紹介するのは結城真一郎さんの「難問の多い料理店」を紹介!
SNSでタイトルを見たとき、「注文の多い料理店」に関係しているのかな?と想像した私。

私は宮沢賢治先生の作品が大好きで、中でも「注文の多い料理店」は本好きになるきっかけにもなりました。
難問+料理店なのでミステリー✕美味しい料理だろうと想像しても、これは読むしかないでしょう!!と手にしました♪
「難問の多い料理店」あらすじ
『#真相をお話しします』で大ブレイクした結城真一郎が2年ぶりに仕掛ける、
笑いあり、驚きあり、そして怖さあり……の摩訶不思議な本格ミステリ、ここに爆誕!!
――どなたもどうかお読みください。決してご遠慮はありません。こんなミステリを、私たちはずっと待っていた!!
ビーバーイーツ配達員として日銭を稼ぐ大学生の「僕」は、注文を受けて向かった怪しげなレストランで、オーナーシェフと出会う。
彼は虚空のような暗い瞳で、「お願いがあるんだけど。報酬は1万円」と、嘘みたいな儲け話を提案し、あろうことか僕はそれに乗ってしまった。
そうして多額の報酬を貰っているうちに、僕はあることに気づく。
どうやらこの店は「ある手法」で探偵業も担っているらしい、と。
不自然な焼死体が出たアパート火災、空室に届き続ける置き配、 謎の言葉を残して捕まった空き巣犯、なぜか指が二本欠損した状態の轢死体……。
オーナーは、配達員に情報を運ばせることで、どんな謎も華麗に解いてしまう。
そして、配達員にこう伝えるのだ。
――「口外したら、命はない」と。
「難問の多い料理店」感想
うーん…おすすめはしない。
本当に難問なのか、無理に難問に見せているだけなのか。
読了時に思ったことはとにかく「某フリー配達員になったとして、絶対に関わりたくない」と…。
「口外したら命はない」なんて言われるわけで、決して白くはない、グレーで済むのか?という仕事なのを知りながら報酬に惹かれて続けてしまう、応えてしまう配達員…。
最後まで事の真相もオーナーの正体も謎が残るというか、うん。
謎しかない!(笑)
弱みにつけ込んで良いように利用しているだけにしか感じないのが残念。
でもオーナーの外見設定から想像する姿と、決め台詞的なものは嫌いじゃない。
まとめ
――どなたもどうかお読みください。決してご遠慮はありません。
この文面や穏やかに食事ができるわけではないという点で「注文の多い料理店」と似ているのかもしれませんが、全く別物です。
多少の驚きと何とも言えない恐怖感こそあるものの、笑いはどこにいたかな?
読んで見つけたら教えてくださいね。