こんにちは、蝶まめです。
休日はどうしても書店に足が向いてしまい、手ぶらでは帰ってこれない私…
読書好きのみなさんは月にどのくらい費用かけてるんでしょう??
図書館&Kindleを駆使しても結構出費している…
普通??まあいいやで済ます?
今回紹介するのも書店から当たり前のようにお迎えしてしまった新刊。
東野圭吾さん著の「クスノキの女神」
不思議な力のあるクスノキを祀る神社を舞台とする「クスノキの番人」の続編です。
連載の単行本化なのですでに全部読んでいる方もいるかもしれませんね
前作「クスノキの番人」が良かったことと、表紙のデザインに惹かれて迷わず購入してしまいました。
偶然にも発売日♪
最後までチェックすると、きっと「クスノキ」シリーズを読みたくなり、新たな視点の感動を味わえるはずです。
「クスノキの女神」のあらすじ
不思議な力のあるクスノキの番人、玲斗の所に「詩集を置かせてほしい」と一人の女子高生、佑紀奈が訪ねてくることから始まる。
千舟の病状と記憶障害を持つ少年、元哉との出会い。
玲斗が気づく佑紀奈の秘密…。
玲斗を取り巻く人々が織りなす奇跡のストーリー。
「クスノキの女神」の感想
辛く、悲しい設定が多くあるのに、感動するストーリーでした。
東野圭吾さんなのでミステリー要素はあるのですが、ファンタジーでありヒューマンドラマでもあります。
もし私がこの立場だったら…。
どちら側でも苦しいし怖いと終始思いながら読んだよ。
小説の中の設定とはいえ、決して人ごととはいえない状況が描かれています。
例えば「認知症」(作中では前段階)
きっと現実にはもっともっと辛くて、「クスノキの女神」を読んだことで得た考え方を活かすことは難しいのかもしれません。
でも、この選択を、考え方をできたならきっと幸せだろうな…と。
将来を考えて不安になることもありましたが、「何とかなる」ような気がして肩の荷が下りたような感覚さえあります。
辛くて悲しくて胸が苦しくなるのに、応援したり安心したりもするストーリーでした。
前作「クスノキの番人」を読んでいないとクスノキの力や番人である玲斗や千舟のことは分かりづらいかもしれません。
しかし、簡単な前置きがあるのでストーリーのメインを楽しむことはできるはずです。
クスノキの番人を読んでいる方が分かりやすく、クスノキの力をイメージしやすいのは確かですので、ぜひ一緒に♪
前作「クスノキの番人」
「クスノキの女神」の前作、「クスノキの番人」は最近、文庫化されましたよ。
主にクスノキの力や訪れる人、番人の千舟、その後継者として見習いを始める玲斗のことが描かれています。
クスノキの番人
まとめ:涙なしでは読めない感動
クスノキシリーズは状況や心境が比較的リアル。
もし私が玲斗だったら?
千舟だったら?
元哉だったら?
両親だったら?
どれも決して人ごとではないと思うからこそ、辛くも悲しくもなります。
それでも生きていかなきゃいけないし、決断しなければならない…。
ただ苦しむだけなら誰だって投げ出したくなるでしょう。
そんな時に少しだけ光を注いで、受け止め方を変えてくれるような終わりが嬉しかった。
ぜひ、「クスノキの女神」読んでみてください。
全く関係ないけど、クスノキといったら「トトロ!」と思うのは私だけ?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪