どうも〜、蝶まめです。
今回紹介するのはこちらの一冊です。
「本日は、お日柄もよく」/原田マハ
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SNSで話題になっていたのを知っていたので、図書館で目に留まり借りてきました。
タイトル的にちょっと堅い印象がありましたが、全く心配無用の作品で一気読みに近かった〜。
あらすじ
「言葉は世界を変える」
伝説のスピーチライターと
彼女の言葉に魅せられた若者の物語。会社員・二ノ宮こと葉は、想いをよせていた
幼なじみ厚志の結婚式に
最悪の気分で出席していた。
ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する
衝撃的なスピーチに出会う。
それは伝説のスピーチライター
久遠久美の祝辞だった。
空気を一変させる言葉に
魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。
久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ
野党のスピーチライターに抜擢された!
目頭が熱くなるお仕事小説。
感想
本当、今のこんな時代だからこそ読むべき話だと思いますよ〜!!
話の主観は「言葉には世界を変える力がある」としてスピーチタイターとして進むものですが、決して書くため、話すためのことを語るのではありません。
スピーチを聞く側になることが多い政治の話。
話し方や内容に騙されず正しく聞けているのか自分を見つめ直せます(笑)
意図や手法が実際に行われているかはわかりませんが、理屈を交えて語られるそれは本物としか思えませんでした。
だって、本当にそう思ってしまう可能性があると感じたから。
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まとめ
原田マハさんの作品はフィクションなのに、ノンフィクションと錯覚してしまうほどのリアリティに溢れていると思います。
人の裏表や歴史、抱えるものが生み出すこと…
作品内の世界や立場に自分が立つことは絶対にないと思っても、得るものに溢れ、身近に感じるのが不思議ですね。
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