どうも〜、蝶まめです。
今回紹介するのはこちらの一冊。
「よむよむかたる」/朝倉かすみ
2024年下期の直木賞候補にもノミネートされていた作品です。
表紙のイラストと「よむよむ」の言葉に惹かれて読んでみることに。
「高齢者の読書会」という情報だけは入っていた状態です。
あらすじ
本を読み、人生を語る、みんなの大切な時間
この小説は、著者の母が参加していた読書会の風景がきっかけで生まれました。
本を読み、人生を語る。人が生のままの姿になり言葉が溢れだす。そんな幸福な時間をぎゅっと閉じ込めたい、という願いが込められた物語です。〈あらすじ〉
小樽の古民家カフェ「喫茶シトロン」には今日も老人たちが集まる。月に一度の読書会〈坂の途中で本を読む会〉は今年で20年目を迎える。店長の安田松生は、28歳。小説の新人賞を受賞し、本を一冊出したが、それ以降は小説を書けないでいる。昨年叔母の美智留から店の運営を引き継いだばかりだ。その「引き継ぎ」の一つに〈坂の途中で本を読む会〉のお世話も含まれる。何しろこの会は最年長92歳、最年少78歳、平均年齢85歳の超高齢読書サークル。それぞれに人の話を聞かないから予定は決まらないし、連絡は一度だけで伝わることもない。持病の一つや二つは当たり前で、毎月集まれていることが奇跡的でもある。安田は店長の責務として世話係だけをするつもりだったが、「小説家」であることを見込まれて、この会の一員となる。
安田は読書会に対しても斜に構えていた。二作目が書けない鬱屈がそうさせていたのかもしれない。しかし、読書会に参加し、自分でも老人たちと「語る」ことで心境に変化が訪れる――。
感想
読書会っていいな〜と感じましたね。
ただし本当に気心の知れた人だけで集まりたいかな?と私は…。
設定として「高齢者の読書会」に「若い安田が加入」するので、年代や経験の差でいろいろな世界や違い、ズレを感じることができます。
正直に言えば、最初は言葉に抵抗があって…。
私は方言とか平気な方で、意味が分からなくて困るということではないんですよ。
なんだろう?北海道って馴染がないからなのかな?
でも、慣れました(笑)
深い想いと、どこかに残る些細な記憶、人とのつながりで、今という時ができあがっているんでろうな。
まとめ
みんなで同じ本を読んで、文章に込められた意味を想像し語り合う。
感じ方も捉え方も、それぞれ違うもので、意見交換をすると新たな気づきがあり、そこから新たな展開に結びついて…。
一冊の世界がどんどん広がっていくのも読書会の醍醐味ですよね。
「よむよむかたる」の世界でも、みんなバラバラなように見えて、着地点というか大切な所で繋がっていて良かった。