こんにちは、蝶まめです。
「大気の状態が不安定なので注意!」という予報から、「危険な暑さに注意!」という予報に変わったここ数日。
本当に暑すぎて「危険」なんて言葉では済まない雰囲気ではありませんか?
冷房の中にいても決して快適といえない感じが辛いです。
今回紹介するのは…
ファン・ボルムさん著の「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」
韓国人作家の本ですが、人間の本質は日本も韓国も変わらないと感じました。
何より「こんな書店があったら入り浸る…」と思う雰囲気が大好きです♪
最後までチェックすると「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」を読みたくなるはず!
あらすじ
完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある。
ネットで人気を博し韓国で累計25万部(2023年9月26日現在)を突破した、心温まるベストセラー小説!ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ……。
それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。新米女性書店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。
引用元:Amazon販売サイト
「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」の感想
「私は私のままでいい」と感じられる心地よい一冊でした。
書店の店主にバリスタ、客…
誰でも何かしら抱え、過去や経験を背負い、辛い思いをしながら生きていて。
失敗しても立ち止まっても自分が自分らしくいれればいい。
そのための場所や空気、できることを大切に毎日を楽しんでいけばいい。
決して明るいだけの話ではありませんが、ちょっとした気付きや決心を見ていると勇気をもらえる気がします。
各人物目線、日々目線で構成された連作短編ともいえる構成なので、読みやすいのもいいですね。
あまりイメージできないという理由で海外作品に多少の苦手意識がある私ですが、名前や呼び方などの習慣以外は違和感なく読めました。
日本も韓国も人間性?国民性?似ている部分が多いのでしょう。
まとめ:私もきっと入り浸る場所
ヒュナム洞書店が実在したら行ってみたいですね。
通える場所ならきっと入り浸ってしまうと確信するくらい魅力的な場所、人物揃いと感じました。
まだまだ新しい書店の設定ですが支えてくれる様々な人たちがいて成長し、きっと根を張って続いていく…。
特別な書店として続いていく気がします。
私はあまりコーヒーが得意ではないですが、ここでならコーヒーを飲みながら自分の時間を楽しむことができそうだな〜なんて。
ぜひ、「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」の世界を覗いてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪