こんにちは、蝶まめです。
娘の担任の先生と二者面談。
(コロナ禍を過ぎ、家庭訪問→学校に面談に行くスタイルが定着した??)
先生はさすが!よく見て考えてくださってますね♪
大人が感じ思うことと、子供が感じ思うことの差は大きいことを改めて感じました。
ということで今回紹介するのは娘が借りて読んでいた絵本です。
刀根里衣さん著:ぴっぽのたび
開いての第一印象は「綺麗な本」でした。
そして読むほどにいろいろ考えさせられましたね。
しかし口コミを読むと「自分勝手」「ムカつく」というコメントが結構多くショック!!
実際はどうなのでしょうか??
最後までチェックすれば「ぴっぽのたび」をはじめとする絵本の魅力を知りたくなるはず♪
「ぴっぽのたび」のあらすじ
カエルのぴっぽはいつもひとりぼっち…。
淋しくて眠れない夜に羊を数えていると、夢の中を旅することができる小さな羊に出会い一緒に行くことに。
春の旅、夏の旅…。
共に旅する中で出会ういろいろないきものたちの夢…。
ぴっぽの夢は何?
旅の中でぴっぽは大切な何かに気が付きます。
「ぴっぽのたび」の感想
すごく素敵な一冊。
先述しましたが本当にイラストが綺麗で開くたび、ページをめくるたびに息を飲んでいました。
ストーリーもワクワクからの切なさ、温かさを感じる展開で良いな〜。
しかし、口コミを読むと主人公のぴっぽが「自分勝手」で「イライラする」という意見も多く、そう感じることもあるのか…と学んだ部分もあります。
自分勝手…確かにいきなり突っ走った点は自分勝手だし、羊の気持ちを考えて!!と思うのかもしれません。
しかし、私は「ぴっぽのたび」には子供が成長する中で経験することが描かれると感じました。
何の経験もなく相手の気持ちを考えて行動できる人っていないですよね?
ぴっぽの勝手な行動に振り回される形の羊や、後で大切なことに気づいたカエルの気持ちを深く考えることが大切で…。
人生は失敗することも多くあるし、失敗して気づくこともある。
失敗してからやり直すことは悪いことじゃないし、一度の失敗で完全に見放してしまうような自分では居たくない。
そんな感情が「ぴっぽのたび」を読むたびに溢れてくるんです。
娘も最初は羊の気持ちになって悲しんでいたんですが、カエルの気持ちだったら突っ走るかもしれないとも言っていました。
ただ一言で「自分勝手」と済ませるのではなく、いろんな角度から考えてほしいなと思いました。
それができるのが文字や表現が少ない絵本ならではの魅力ではないでしょうか?
まとめ:何より深いのは絵本
そもそも羊は実在するのかな?
眠れない夜に数える羊といえば…ねえ?
そこまで考えると更に深い話になっていく気がします。
深くするも浅くするも読み手次第。
それが絵本。
娘が幼い頃から絵本は直感で選んでいました。
イラストが好みだと馴染みやすいですよね。
物語だけでなく、イラストを楽しむのもあり。
「ぴっぽのたび」同様にイラストが素敵で考えさせられると思った2作品はこちら↓
ひかりのぼうけん
ナイチンゲールの歌
絵本は子供向け…なんて思いながら(特に小学生の課題図書なんかになっていると…)読むと打たれることが多い絵本。
単純だからこそ、想像は無限大!!
大人向け絵本もありますが、騙されたと思って子供向け絵本を手にとってみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪