こんにちは、蝶まめです。
毎日、ほんの少しでも読書をする私ですが、最近は肩こりや目の乾きが気になって辛いです…。
一応…毎日ストレッチをするというタスクを設定しましたが、体を動かす系は継続できない質のダメなやつ…。
もし何でも手に入るとしたら、継続力かな?
ということで今回紹介するのは
恒川光太郎さん著の「夜市」
です。
夜の市場のお話です。←そのまんまじゃん!(笑)
夜は不気味?不思議?ふふふ
最後までチェックすると、「夜市」から始まる恒川ワールドに足を踏み入れてしまうはず!
「夜市」のあらすじ
今宵夜市が開かれる。
夜市は不思議な夜の市場。
夜市では何でも手に入れることができる。
そう、何でも…。
過去に一度だけ夜市を訪れたことがある裕司。
再び夜市を訪れて手に入れたいものとは…?
「夜市」を読んだ感想
「めちゃくちゃ怖い!!」とか「ホラーだ!!」というのとは違うんですよね。
「意味がわかると怖い話」的にジワジワと来る感じ…。
明らかにおかしいのに問題はそこじゃない!!って怖さがあるんです。
表題作の「夜市」は短編で、一緒に収録されてる「風の古道」の半分程度のお話です。
でもそんな短い話の中で夜市に向かい、行動し、何かを求め歩く中で恐ろしい展開を想像したり、実は強い想いを秘めていたり…。
何度も読んでいますが「これ以上の作品はない」というほど、圧倒されてしまうのです。
「風の古道」はワクワクと不安が同居するスタートで、そこから切なさが募る展開に続き…。
その後は◯は一体どうなるんだろう…と想像しています。
連作ではありませんが恒川ワールドは繋がっているんだな…という描写があるのも嬉しいです。
「ファンタジー」と「ホラー」が融合した新しいジャンルといわれている恒川ワールドのスタート地点は、まさしくここです。
毎年話題に!?無事に明日を迎えられるか…
恒川光太郎さんの作品で、毎年11月7日に読みたくなるのがこれ↓です。
秋の牢獄
なぜ11月7日かといえば、表題作が11月7日を繰り返す話だからですね。中編3作なんですが読めば「確かに牢獄」と思えるはず。
私と同じように毎年読んでるファンも多いようです♪
まとめ:不思議な世界の入口へ…
恒川ワールドは普通のようで普通じゃない、不思議な世界。
だからこそ、「ありえるかもしれない」という怖さもあるんです。
そんなまだ見ぬ世界へ一歩、ここから踏み出してみませんか??
最新作は2023年4月に発売された「真夜中のたずねびと」です。
他にも作品集などが多いのでいろいろなところで読むことができますよ〜。
そろそろ単行本新作も出ないかな〜??なんて楽しみに待つ日々です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに♪