教育費どうやって貯める?おすすめの方法と注意点を解説

おはにちばんは!今日もがむしゃらに私らしく、ありんこさんです。

 

暦の上では春を迎え、受験シーズン真っ只中、新生活の時期も近づいてきましたね。

そんな中、子供にかかる将来の教育費について悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

いちごさん
教育費ってどのくらいかかるのかな?
ぶどうくん
どうやって準備してるのかな?間に合うのかな?
今回はそんな教育費の不安を少しでも解消すべく、実際の金額のことや準備のしかたを解説していきますね。

 

  • 教育費ってどのくらいかかるの?
  • 教育費を貯めるためのおすすめってある?
  • 貯金が苦手なんだけど…
  • 子供名義の口座って必要?
今できる子供のための備え方がわかりますよ。
ありんこさん
将来に向けて今できることから始めよう!

 

教育費はいくらかかる?

 

まずは文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」の結果から見てみましょう。

保護者が1年間に支出した学習に関する経費総額(1人あたり)

  • 公立幼稚園 :22万3,647円
    私立幼稚園 :52万7,916円
  • 公立小学校 :32万1,281円
    私立小学校 :159万8,691円
  • 公立中学校 :48万8,397円
    私立中学校 :140万6,433円
  • 公立高等学校(全日制):45万7,380円
    私立高等学校(全日制) :96万9,911円

 

私立を選ぶ場合、公立に比べ2〜5倍の教育費がかかっていることがわかりますね。

これは給食費を含む学校にかかる費用の他に、塾や教材など学校外での学習の総額なので、環境によって増減する部分も大きくなるかもしれません。

 

ぶどうくん
ちょっとまって!?全部公立と私立の場合を比べたら1000万以上変わるってこと?
ありんこさん
その通り!しかもこれ、大学は入れてないから、もっとかかるんだよ。

 

大学の場合、国公立か私立かの他にも差が出る部分がありますね。
2年の短大、通常の4年、医学薬学など6年…
単純に年数が長くなるほど、さらには文系より理系の方が1年の額として多くなります。

 

自宅から通えない場合、住居や生活にかかる費用も考えておかなければなりません。

 

ありんこさん
下の表は文科省が調査したものですが、実際が大学によって差が大きいようです。

大学別初年度教育費(出典:国公私立大学の授業料等の推移

  • 国立大学:授業料535,800 入学金282,000
  • 公立大学:授業料538,633 入学金393,618
  • 私立大学:授業料904,146 入学金249,985

※平成30年度データ

いちごさん
これ初年度なんだよね…絶句

 

こんな数字を見てしまうと不安が大きくなりますよね。
教育費はまとまった金額の納入が必要になる大学進学に備えて準備したいと考える方が多いでしょう。
この記事では大学入学を必要時期として教育費を準備するおすすめの方法を紹介します。

 

もらえるお金を貯める

児童手当など「子育て支援」を目的とした給付金をそのまま貯める方法です。

実践している方も多いのではないでしょうか?

 

児童手当

もらえるお金と聞いて児童手当を一番に思い浮かべる方も多いでしょう。

児童手当は子供を養育する親へ支給されるお金ですが、「子供がいるからもらえるお金」なので、「子供のお金」と捉えやすいですね。

 

児童手当支給額の基本

  • 3歳まで月15000円:54万円
  • 3歳〜15歳まで月10000円:144万円

※第3子以降は3歳〜小学校卒業まで15000円。
 所得960万円程度以上の場合、一律5000円。

 

多少の差は出ますが、単純計算で200万円近く受け取る計算になるので、中学卒業まで丸々残すことができれば、教育費への備えとして大きいです。

いちごさん
200万円あるって思うと心強いかも♪
ぶどうくん
でも児童手当の受給要件変わるんでしょ?
ありんこさん
2022年10月からの所得制限の改正…正直、子育て世代からすれば納得行かないね。それは別の時に話そうと思うよ。

 

自動的に貯まる仕組みを使用する

まず毎月一定額を確実に貯蓄に回す方法を検討してみましょう。

これなら貯金が苦手な方、甘えてしまいがちな方でも「支払い」と同じ感覚で確実に貯めることができます。

 

財形貯蓄

職場に勤労者財産形成貯蓄制度があれば、給与・賞与から決まった額を天引きによって貯めることができます。

ぶどうくん
給料受け取り時点で先取り貯蓄できてるってことだね!
ありんこさん
職場の提携先によって少し違う部分もあるけど、一般財形なら制限が少ないから貯金と思っていいかな。

 

使用目的が決まっている代わりに非課税措置が適用される「財形住宅貯蓄」や「財形年金貯蓄」もありますが、教育費として考えるなら「一般財形貯蓄」を利用しましょう。

 

デメリット

  • 職場に制度がなければ利用できない
  • 利息などに対して課税される

利息に対して課税されるのは、個人で銀行に預ける場合も同じなので、一概にデメリットと言い切れないかもしれないですね。

 

自動積立定期預金

毎月普通預金から一定額を自動的に積み立てる方法です。

積み立て日を給料日に設定しておけば、手元に現金が入る前に積み立てることができるので、貯蓄の意思が弱い…と悩む方も貯めやすいですね。

ありんこさん
職場に財形制度がない場合、天引きに近い形を求めるなら自動積立がおすすめ。

 

投資信託(つみたてNISAなど)

「貯める」とは本質が違うものですが、私は見方によると思っています。

 

投資信託は株式や公社債などに分散投資するもので、投資先はいわば投資のプロが目標に合わせて行ってくれるため、初心者でも始めやすいのです。

特につみたてNISAの場合、毎月一定額を投資することができるので、自動積立に近い感覚で続けることができます。

ありんこさん
非課税枠が利用できることもNISA口座のメリットですよね。

 

もちろん、元本が保障されていないリスクもあるため、全て投資するのはおすすめしませんが、一定額を教育費として用意できているのであれば、一部や今後の貯蓄を投資信託で資産運用してみても良いでしょう。

 

低解約返戻金型終身保険に加入する

低解約返礼金額終身保険は一般の生命保険より保険料は安く抑えられる代わりに、中途解約した時の返戻金が少ないタイプの保険です。

 

ポイントは「保険料払込期間が終われば一般水準と同じ返戻金になる」こと。

払込期間終了後も据え置くことで返戻率が高くなっていきます。

ありんこさん
子供の進学時期が払込終了期間以降にできるなら効率よく教育費を準備する手段に鳴ります。

 

生命保険なので加入者が万が一の場合、保険金を受け取れるという点でも安心ですね。
いちごさん
学資保険とどう違うの?
ありんこさん
親に万が一あった時、すぐに生命保険金を受け取るのがこの保険で、保険料支払い免除、学資保険金受け取り時期は変更なしなのが学資保険だよ。
※受取人や保険金額などいろいろありますが、ここでは割愛します。

 

対象を「子供本人」にする

少し言い方はおかしいかもしれませんが、親の口座、親の名義だけで準備をするのではなく、子供本人の名前を組み込んで準備する方法です。

ありんこさん
子供の名前だから、親名義より手を付けにくいって心理が働くかも?

 

ジュニアNISA

ジュニアNISAは0歳〜19歳までが利用できる制度で、二親等以内の親族が運用管理者になることができます。

 

通常NISAに比べ年間非課税枠は80万円と少なめですが、子供本人の名義として運用できるのがポイントです。

ありんこさん
生前贈与の一つとして活用する人も多いみたいだよ。

 

一番のデメリットは18歳より前に払い出した場合、さかのぼった利益に対しても課税されてしまうこと…。

大学入学時に備える場合はタイミングが微妙になる可能性があるかな…と思います。

ありんこさん
ジュニアNISAは2023年で終了予定なので、利用を検討している方は急いで!

 

学資保険

子供の教育資金準備を目的とした保険商品で、受け取りのタイミングや支払いの方法もさまざま。

ありんこさん
18歳(17歳)満期で一括受け取りの他に、中学、高校など進学のタイミングに合わせて給付金が受け取れるものもあります。

 

学資保険のメリットは「確実に貯めることができる」こと。

毎月一定額を支払うことで、進学資金を受け取ることができますし、契約者である親に万が一があった場合、受け取れる保険金はそのままに、それ以降保険料払込は免除になるものがほとんどです。

 

デメリットは最近の傾向として返戻率は100%を超える程度と大きく増えるわけではないこと、中途解約してしまうと元本割れしてしまう可能性が高いことでしょう。

ありんこさん
今は銀行預金はかなり低金利だし、必要時期が明確なら学資保険の方がいいかも?とはいえ、長い目で見るとうーん?
いちごさん
とにかく今無理して加入して途中解約…だけは避けなきゃ損ってことだね。

 

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教育費は子供名義の口座がいい?

明確に「教育費」として貯めて行く場合には子供名義の方が管理しやすいかもしれませんが、デメリットもあります。

 

子供名義のメリット

  • 教育費として明確に区別しやすい

親名義の口座は生活費〜老後資金、子供は教育費として区別できるので、貯蓄残高の把握もしやすいですね。

  • 2人以上の場合はそれぞれに分けて貯められる

それぞれの進路に限らず一定の基準で平等に準備したい場合、残ったものはそのまま渡すこともできますね。

 

子供名義のデメリット

  • 贈与税が発生する場合も…

親から未成年の子に対する場合でも金額によって贈与税が発生する可能性もあり、注意が必要です。

ありんこさん
これは親名義で準備し将来、現金を子供に渡すような場合も例外ではありません。

 

  • 成人後は委任状が必要など引き出しの制限も…

親が入金し管理していた場合でも、子供が成人すると本人(子供)以外の引き出しには委任状が必要になるなど、使い勝手の面で不便が生じることもあります。

 

  • 必要に応じて柔軟に支出できない

必要なだけ教育費に回したり、自分たちの今や将来に関する支出にしたりしたい場合に、子供名義の口座だと柔軟に活用しにくいです。

特に2人以上の子供それぞれで管理した場合、進路に合わせて必要金額を分配するのは難しくなるでしょうね。

 

ありんこさん
子供名義の口座管理は「子供一人のお金」と明確にできる場合におすすめです。

 

まとめ

将来の教育費準備方法について紹介しました。

 

    • 保険も契約や使い方によって教育費にできる
  •  もらえるお金をそのまま貯めるのが基本
  •  天引きや引き落とし、支払いなど毎月自動的に貯める方法を活用
  •  余裕があるなら投資信託など運用してみよう

 

高校までに必要な教育費はその都度家計から支出するようにし、大学入学に備えてまとまった教育費を準備することが基本となります。

しかし、入園から小中高の進学時にはまとまった出費になる可能性が高く、思うように貯まらないという場合も多いでしょう。

 

いちごさん
教育費に老後資金…。やっぱり不安しかないよ〜。
ぶどうくん
それでも頑張るしかないんだよね…。いろいろ考えて行動するよ…。
ありんこさん
大学進学は奨学金を利用している人、かなり多い時代…。優先はどれなんだろうね。

 

時代は変わっていきますし、今後も役に立てる情報を発信していきます。
一緒に試行錯誤しながら、最善の道を探していきましょう!!