目次
恥ずかしい…
入学式の翌日の下校指導にまで参加し始めたまるみん…。
一緒に待っていた同級生のお母さんたちまで巻き込み始めます。ま「○組ってことは担任は女の先生なんでしょう?うちは○組で男の先生らしいから心配で心配で!やっぱり1年生は女の先生よね〜??女の子だしなおさら…。なんでうちの孫が男の先生の組に決まったのか…。どう分けるか知ってます??」
一緒に待っていた同級生のお母さんたちまで巻き込み始めます。ま「○組ってことは担任は女の先生なんでしょう?うちは○組で男の先生らしいから心配で心配で!やっぱり1年生は女の先生よね〜??女の子だしなおさら…。なんでうちの孫が男の先生の組に決まったのか…。どう分けるか知ってます??」
そんなこと聞かれてもAさんも困ったはず…。私達もクラス分けの基準は知りたいと思うことあるもの…。
そんななんとも言えない空気の中、夫が戻ってきました。
た「きたきた!!」
夫の言葉と同時に注意を促す先生らしき声と、子供たちの賑やかな声が聞こえてきました。
それを聞いて私とAさんは娘を迎えるために少しだけ前に出ようとしたのですが…
ま「きた!?どれどれ!?いろは!!!」
まるみんが私達を素早く抜き去り前に出ました。その勢いに負けた私達は譲るしかありませんでした。
私達が最初にいた場所は少し広くなった場所ですが、その前後は一人が通れる程度の狭い歩道…。
まるみんが立ち止まった場所はその歩道を塞ぐ一歩手前といった場所です。
た「そこじゃ邪魔だろ!Aさんもいるんだからこっちで待ってろよ。いろはも初日だから絶対、ママじゃなきゃ怒るぞ?わかるだろ?」
夫もさり気なく私達の間に入り、まるみんに注意してくれたのですが、まるみんは耳が聞こえなくなったようで、ガン無視…。
そうしているうちに先生の後ろ姿(後ろ向きに歩いてくれてました)と初々しい一年生の行列が見えて来ました。
先生「は〜い!ここにお家の人がいる子、いるかな〜??」
声がかかりますが、二人は列の後ろの方でその時点では確認できず…。
ま「いろは〜!!きゃ〜!!いろは!!ああ〜1年生なのね本当に…!!」
私はまるみんの後ろなので顔は見ていません。
でも目を潤ませながらの笑顔…うん…想像がつく…。娘もどんなに恥ずかしかったことでしょう。
Aさんの娘さんもそんな中で列から離れにくいに決まってます。
でも目を潤ませながらの笑顔…うん…想像がつく…。娘もどんなに恥ずかしかったことでしょう。
Aさんの娘さんもそんな中で列から離れにくいに決まってます。
夫が半分無理矢理にまるみんの腕を引き、私達が迎えに出れるスペースを空けてくれましたが、代わりに…。
娘たちが列から離れ、みんなとバイバイしている様子を止まって見守る引率の先生に駆け寄りました。
それはまさに、「娘の担任」…。