過去17「彼の発言」

  • 2022年10月17日
  • 2022年10月15日
  • 過去,

彼女宛のメールを読んで…

まるみんが私宛として彼に送ったメールは、彼自身、私には見せず心に留める気だったようです。

しかし、読んでいるうちに湧き上がった怒りが表情の変化とため息の連発という形で表れ…。

私もさすがに問いただしましました。

そして私にメールを読ませることは拒否したものの、届いたということは話してくれた形です。

タ「やっぱり勝手に入籍するしかなさそうだね。。
そしたら紗由は実家の付き合いはしなくていいよ。
俺だけでいい」私も本当にそれしかないと思いました。

どうやっても反対のようだし、将来的に仲良くなれるわけがない…。

彼に母親との縁を切らせるのは忍びない…。

でも私と子供のところに彼がいてくれるなら正直、他はどうでもいいし、実家のことは彼がすればいい…。

幸い、その頃は彼の実家とは距離がありましたし、偶然どこかでばったり…はまずありませんよね。

そのまま離れて暮せば問題ないと思っていました。

しかし、そんな思い通りにいかないのが人生…

まるみんは彼と私が一緒にいることが許せないわけですからね…。

私はまるみんからのメールに返信しないし(実際にはまだ読んでもいないし…)彼もそれ以来、電話を無視していました。

すると今度は私宛ではなく、息子を説得するメールが届くのです。

紗由のコメント

親との関わり方がよくわからない私は、彼の親が私の思う普通の親=理想の親であると信じて疑わなかったし、普通の親を持つ彼に私のような普通じゃない女のために親と縁を切るなんてさせていいものか…と悩みました。

私みたいな毒親持ちは世の中には少ない…。まだそんな風に考えていた時期ですからね。

ドラマの中の話でしょ?

そう言われるのは慣れっこ…。そんな私ですから。

今はそんな風には思わないけどね。