おはにちばんは!
今日もがむしゃらに私らしく。
今回もよろしくお願いします。
10月は我が家の保険、大更新月となっています。
※更新といっても1年定期ではないので、普段は保険料を支払って新たな1年がスタートするというだけの意味ですが…
今回、5年定期の特約が満期だったので、更新を含め保険の見直し・検討を行いました。
いろいろ悩んで保険の追加も検討したものの、実際に行ったのは「女性特約を外す」という決断だけでした。
今回は私が女性特約を外した経緯を含め、女性特約が必要かどうか考えていこうと思います。
- 女性特約とは何か
- 女性特約を不要と判断した理由
- そもそも医療保険は必要なのか
最後までチェックすると保険選びや見直しの参考になると思いますよ♪
女性特約って何?
女性特約は「女性特有の疾病」で入院・手術等をした場合、基本保障に上乗せして保険金が支払われるというものです。
※女性特有の疾病を含む保障を基本とする保険ではなく、別に付帯する「特約」の場合です。
女性特有の疾病って??
主に乳房や子宮・卵巣等の疾病です。
これは「がん」に限らず保障されるものが多く、子宮筋腫や卵巣嚢腫なども含まれます。
通常だと保険対象外で全額自己負担(助成金制度はあり)となる妊娠〜出産。
この妊娠・出産時のトラブル(切迫流・早産・帝王切開・妊娠糖尿病)も女性特有にあたります。
甲状腺疾患や関節リウマチなど「女性に多い疾病」も女性特約支払い対象に含めている保険会社・商品もありますよ。
↑保険は種類も多いですし、自分にとって必要な保障プランを作るには専門家に相談するのが一番ですよ♪
なぜ女性特約を外した??
保障を「上乗せする」必要がないのでは?と思ったからです。
女性特有の病気は気になりますよ。
妊娠・出産はもう考えていないので簡単に除外できることでしたが、乳房や子宮・卵巣って勝手になくなるものじゃないですし(笑)、ある以上は罹患するリスクは消えませんから…。
保険料と保険金のバランス
子宮内膜症など入院・手術に至らない状態の疾病でも診断・治療開始で保険金が受け取れる保険があるのを知った時、かなり魅力に感じました。
でもね、よくよく考えていつ罹患するか分からないわけですよ。
一生無縁かもしれないし…(そうでありたい!!)
支払う保険料と診断されて受け取る保険金のバランスをみて…。
加入後数ヶ月以内に診断されたらプラスだけど…と考えたら、追加や乗り換えしてまで加入する魅力は感じず…。
この保険には加入せず。
女性特約は上乗せ
私が加入している医療保険は男女問わず20歳以上なら加入可能な基本のプランに必要保障(特約)を追加するタイプです。
がんをはじめ、保険対象となる疾病で入院・手術になった場合に保険金が受け取れるもので、そこに先進医療特約を付けている感じ。
この基本保障だけで医療費をカバーできるように組んでいます。
※後述の社会保障制度と医療費用の貯蓄を合わせたら実質負担はないと思います。
特約を付けたら多くもらえるのは嬉しいけど、特有の疾病じゃなかったら基本保障分だけなわけで…。(当たり前)
私の契約は払済終身ですし保険を一切使わない可能性は「ほぼない」と思います。※保険料支払いがなくなっても保障は続く
しかし、それが「女性特有」に含まれる疾病とは限りません。
つまりは女性特約が活躍する可能性は半々。(これも当たり前か…)
「女性特有の疾病」でも「それ以外の疾病」でも治療に関する辛さや不安は変わらないとも思いました。
その後を考えると…
女性特約をつけていると、乳がん手術後の乳房再建なども保障の対象となる場合が多いです。
でも、調べて知った乳房再建後のケアや定期検診、トレーニングなど…。
ズボラで適当主義な私が確実にする自信が全く湧いてこず…。
今ですらできないことを年齢を重ねる今後にできるわけがないだろう!と自信を持って言えてしまうという(笑)
だから私は乳がんで全摘出となっても再建は希望しないつもりです。
何より治療するのも、保険があるのも「生きるため」ですからね。
もちろん、その時になってみなければ本当の気持ちはわかりません。
50代で実母が子宮全摘出しましたが「見えないし、出産はしないけど女性の象徴として失ったことが辛い」と言っていましたから…。
でも、「失うことを意識して気づいたこともある」そうですし、失う=マイナスだけとは限らないとも感じました。
そもそも保険って必要?
私は「必要」だと考えています。
最近はお金に関する情報を発信するサイトや動画も多く、FPなど資格保有者の中でも「保険の必要性」に関する考えは分かれます。
保険不要と言われる理由
「可能性」より「確実」を優先するなら保険は不要かもしれません。
日本は健康保険への加入義務があり、誰もが保険証を持ち医療費負担が軽減されて当たり前というのが大前提。
医療費控除や高額療養費など、一定期間の負担額上限だったり、税金が安くなったりする制度もありますね。
いつか入院・手術になる「かも」に備えて保険料を払うより、どんな出費にも対応できるお金を蓄える方が「お金の無駄にならない」のは確かです。
保険必要と考える理由
「可能性」に不安を感じる人、「備えや安心感を重視」するなら保険は必要です。
健康保険制度で医療費負担が大きく軽減されると言っても、それはあくまで「保険適用範囲の治療」に限られます。
例えば先進医療
一般的に保険適用外でも受ける可能性のある治療は「先進医療」でしょう。
先進医療は成果・実績を重ね、保険適用範囲に加えるかどうかを評価する段階にある新しい治療法のこと。
先進医療の対象の疾病・症状となった場合、「先進医療費」を自己負担するか、特約付き保険で備えるかになります。
たとえば生活費
入院・手術・通院となった場合でも、家賃や住宅ローン、ライフラインの使用料など固定でかかる出費は変わりません。
治療や入院時に必要なものを別途用意する必要があることも…。
もちろん、病気や怪我で仕事ができない場合の補償制度もありますし、有給消化の機会!なんて方もいますよ。
でも、有給は無限じゃないし、雇用保険に加入しない範囲で勤務している方などの収入は確実に減りますよね。
退院・治療終了となっても、即元通りバリバリ働ける状態になるとは限らず、医療費に使った貯蓄が元に戻るまでに時間がかかる可能性も…。
そんな中、再度、病気やゲガをしたら…?
それでも不安はありませんか?
既往症があると保険に入りにくかったり保障が低い、または保険料が高額になったりする場合もあるので、健康なうちに「最低限の保障を備えてほしい」と思っています。
保険金の使い道は医療費の支払いだけに限られませんので、肉体的・精神的負担を軽減するために使ってもOKですよ。
まとめ
私が女性特約を外したのは最後に書きました「最低限の保障を備える」という理由からです。
医療保険は主に「自分のため」なので考え方もそれぞれでいいものですが、将来を見通すと貯蓄を医療費でも何でも自由に使えるよ!なんて言えません。
だから医療費の自己負担分の保障は最低限持っていたいけれど、保険料の負担を大きくして必要以上の保障はいらないということです。
病気や怪我で入院・手術となった時、治療そのものにも苦痛が伴うし不安になると思います。
そんな中で退院時の請求額を見るのが怖いとか、支払いが不安だからなるべく安い治療や薬を選択しなければならないのは更に苦痛ですよね。
私自身には不要と判断した「女性特約」
これから妊娠・出産を望む方なら、万が一保険金支給対象となった場合、金銭的余裕が出て予定より早く産休・育休に入ることも可能かもしれません。
産後の負担を軽減するサービスを利用するなどの使い道もありますよ。
美意識が高くきちんとケアし続けられるなら、乳房再建希望という選択肢はきっとあるでしょうし、女性だからこその心身負担を軽減する使い道もあるはず。
保険は「医療費対策の備え」ではなく「精神的負担を軽くするもの」と捉え、使い道や保険料負担とのバランスを考えて検討するのもおすすめです。