おはにちばんは!今日もがむしゃらに私らしく、ありんこさんです。
火災保険料が10月から値上がりするのを知っていますか?
保険会社や地域などにもよるものの、平均して10.9%上げると発表されています。
新築や更新時期が重なっている人は意識して調べているかもしれませんが、更新まで時間がある人などは、あまり意識していないのでは??
火災保険料の大幅値上げ?
今回の値上がりは過去最大幅と言われています。
火災保険料は近年増えている災害の影響もあり、値上がり自体は珍しくありません。
一部値下がりするところもありますが、最大50%を超える値上がりは衝撃的な数字で他人事とはいえないのではないでしょうか?
いつまでに契約すればお得?
補償開始が10月1日以降となる契約は改定後の保険料、内容になります。
改定前のお得な(!?)契約を希望する場合は補償開始日を9月30日以前にする必要があるため、必然的に契約も9月30日以前にする必要があります。
逆に改定後の保険料、内容で契約したいという場合は、9月中に契約しても補償開始日を10月1日以降にすることが可能です。
更新には多少手間もかかりますし、相談等含めて時間に余裕がある時に行いたい場合など、早めに動くことをおすすめしますよ。
保険料が上がるだけ??いえいえ他にも…
今回の改定では、保険料の値上がり以外にも変更点があります。
それが最長契約期間の短縮です。
今までは最長10年間で火災保険を契約することができましたが、今回の改定で最長が5年までになります。
36年長期契約ができたころは…
例えばマイホーム購入時にローン返済期間中の火災保険料を支払ってしまうことが可能だったわけです。
一度契約手続きして保険料を払えば、自分の代は安心!!と言えるくらいだったので、火災保険の見直しがまだ身近に感じない人もいるかもしれませんね。
契約期間が短くなると…
一番関係があるのは「保険料」です。
長期で契約し保険料をまとめて払うメリットは「長期割引」。
契約期間が長いほど、保険料の割引率が上がる仕組みです。
多くの保険会社では契約期間が1年長くなる毎に割引率があがり、年単位での保険料が安くなりました。(単純に10年10段階など)
しかし、契約期間の最長が10年から5年になるということは割引率の最大は5段階までということに…。
その上、割引率そのものが引き下げられるため、基本保険料が同じだとしても今までの5年契約よりこれからの5年契約の方が支払う額として多くなるのです。
基本的に10年間は気にしなくて済んだ火災保険の更新と保険料の支払いが5年毎になると、見直しも活発化しそうですけどね。
他にもある改正点
実は免責金額も引き上げられます…。
これ、子育て世代には特に辛いな〜と思います。
免責0と免責5万の違いは?
家財を破損し、修理費用が7万円かか場合を例とすると…
免責0=保険金7万円が支給
免責5万円=保険金2万円か支給
つまり、修理に必要な金額から免責金額分は自己負担する前提なので、免責金額を差し引いた金額だけが保険金支払い対象になるということです。
保険料の値上がりや制度の改正理由は?
一番大きな理由は「保険金を支払うことが増えた」ことです。
火災保険の支払い対象は「火災」の他、基本的に「水害」や「竜巻」などの被害も含まれます。※契約によって異なる場合もあります。
近年、台風やゲリラ豪雨での被害が増え、保険会社が支払う保険金額も急激に増えました。
それによって保険会社の収支が悪化し、このままでは保険制度を正常に維持できなくなる可能性がでてくるのです。
契約期間を短縮する理由は??
地球温暖化の影響で将来の災害リスクを想定しにくくなっているからです。
保険料は保険期間内の災害リスクを想定して決められるそうです。
今までは「10年間にこのくらい災害が発生するとして、その場合の支払い保険金額はこのくらいになる」と推定していたわけです。
しかし、近年は「過去最高の〇〇」「○○年ぶりの…」といった異常気象が毎年当たり前のように起きている感覚ではないでしょうか?
だから短い期間で予測と見直しを行い、保険制度の維持、立て直しを行いやすいように期間を短縮するす必要があったのですね。
まとめ:火災保険も負担増
物価高騰の中、火災保険料も大幅値上げで家計には大ダメージかもしれません。
とはいえ、家屋に関する補償は蓄えだけでカバーするには負担が大きすぎるもの…。
原因も様々で予想もできないので、未加入は危険です。(住宅ローンを利用する場合、火災保険加入が条件という場合もありますしね。)
まだ保険期間が残っていて今回の改定前の段階は見送った場合でも、更新時期に合わせた見直しはしっかり行うべきでしょう。
自分の家庭にあった補償内容と保険料の商品を見つけるためには、数社見積もりが絶対です。