こんにちは。Alisaです。
今年は春の訪れが早く、4月に入ったばかりの今で「桜が散る」この辺り…。
ゆっくりお花見もできなかったな〜と寂しい気持ちもありますが、新年度はやっぱりワクワクが勝る私です。
では、今月も読了本紹介やっていきます。
3月の読了本紹介

3月は私も新しい学びに手を出したり、娘の1年間の仕上げがあったりとバタバタしていて読書時間があまりとれず…。
花粉症なので頭痛が酷い&目が腫れるので正直、読書も辛いんですよね…。
まあ…それは言い訳としても冊数は減ってます…。
ちんぷんかん:畠中恵

毎回借りてしまうしゃばけシリーズ。
もう若旦那と手代、妖たちのやり取りがないと落ち着かない(笑)
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体の弱い若旦那だけど、まさか本当にあの世に行きかけてるとは…。
しかも「しゃばけ」のときから度々描かれる江戸の火事の被害にあって、広く焼けてしまった長崎屋。
鳴家を戻してあげたい!!という思いから頑張る若旦那の優しさにほっこりしつつ、「もっと生きることに賢明になれ!」と思ったり??
何だかんだで普通の生活に戻っていくけれど、手代二人から見た若旦那を思う気持ちを感じた描写に切なくなった。
環境は変わったようで変わらない?いや、変わらないようで変わりゆく中で若旦那の成長や寂しさ、思いを感じる短編構成です。
ありんこさん
桜の花は一気に咲いてあっという間に散るけど、それは悲しいことではないか…。
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リバース:湊かなえ

数年前、ドラマ化されましたよね?
見た覚えがあり、原作読んでみたいと思っていながら忘れてしまった1冊。
もちろん、内容もほぼほぼ忘れてました。
というか、主な内容はそのままだけどドラマはかなり追加されてるよね?
原作を読んでから見たほうが良い代表格だったかもしれません。
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「人殺し」という告発文から始まる群像劇的な話。
深瀬が思い当たる罪は学生時代に遡り、それを共有するの4人に同じ告発分が送られていたことが分かる。 4人以外誰も知らないはずの真相を誰がどう知ったのか…。
それぞれの意識の差があり、その後悔は誰のためのものなのかと疑問に感じてしまう部分もあった。
実際には「事故」でその原因がはっきりするわけもない…はずだったのに… 最後の見開き1〜2ページで大どんでん返し。 「知らない」ことの恐ろしさを知らないまま、善意が招いた悲劇だったのかもしれない。
ドラマはかな肉付けされているし、ちょっと違う展開だった印象がありますので、本筋はそのままとしても別の作品として楽しめるかもしれないですね。
最初からずっとコーヒーの話が出てくるのに、表紙の模様がコーヒー豆だと気付かなかった私って、何を意識してるんだろう??(笑)
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いっちばん:畠中恵

シリーズも7作品目まで来たよう。
閉架書庫から出してきてもらうので「手間かけてすみません」と毎回おもっているのですが、止まりませんね(笑)
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兄は世帯を持ち長崎屋を出、親友は修行のため他の店に行き…。 体が弱く思うように外出もできない若旦那は寂しそう。
そんな若旦那を元気づけようとする妖たちにほっこりして、エールを送ってしましました。 しかし、必ず何かしらの事件が起こるのは当たり前。犬は賢いんです。
前作で共に戻ってきた例の人とさっそく再会できるなど新たな交流が生まれたことも嬉しくなってしまい、ちょっと親心感??(笑)
過去作で若旦那が親友栄吉を尊敬し羨む描写があったけれど、栄吉もまた若旦那を羨み尊敬していることが感じられて「人間とは…」と考えてしまいました。 栄吉は不器用かもしれないけど、きっと誰より菓子作りが好きで自分の道を切り開くことができるんだろうな…。期待。
ありんこさん
若旦那、空を飛ぶ!(笑)
風邪引くよ〜!!兄や〜!!
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コンタミ:伊与原新

科学の世界を舞台とする伊与原新さんの作品に、しっかりハマっている私は片っ端から読むことを決意…!?
「コンタミ」はしっかり1冊「コンタミ」な中編作品です。
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科学的根拠を捏造しその効果を信じ込ませ商品を売り込む企業。 明らかな「ニセ科学」の世界に「ニセ科学」を許さないはずの人物が関わっていた?? なぜニセ科学の世界に関わったのか、彼女の行方を追いながら少しじつ明らかになる事実。
ニセ科学は善か悪か、はっきりさせる必要性は本当にあるのかと感じながらも私腹を肥やすだけの業者側トップには苛立ちを感じる方も多いかもしれません。
「確かなこと」が一つで選択肢がない時、人が縋るのは「不確かではない」何かかもしれないし、不確かではないことに無理やり「確かなこと」を示すことを添える必要はない気がするから…。
何も知らなければ出された結果、数値、実績を疑いもなく信じてしまうけれど、カラクリが存在し捏造も珍しくないことは、現実なんだろうな…。
ありんこさん
登場人物が好きになれなかった…。でも一気読みしてしまうくらい内容は良かった!
「コンタミ=汚染」
タイトルだけでは汚染された実験環境の影響で問題が起こるのか??と思っていたけど、ちょっと違って…。
最後に言われるまで「そういうことか」が出てこなかった私は、まだまだ科学信者ではないかもしれないな〜なんて思いました。
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1日10分の読書

私は読み始めたら止まらない質なので、タイマーを使ったり読む範囲を決めたりして区切っていますが、他にもやりたいことはたくさん…。
ありんこさん
「読書時間がない」と悩む気持ち分かるんですよね〜。
しかし、1日10分の読書はストレス軽減を助けるそうですし、寝る前の10分、出かける前の10分、スキマ時間の10分を読書タイムに充ててみましょう。
ストレスが軽減されることで、他にしなければならないことの効率が上がるなどプラス効果が生まれるかもしれませんよ。
「今日の名言」などただ一文を読み自分なりの感じ方、受け止め方を想像するだけでも良いと思います。
ぜひ2023年春からの読書を楽しんでくださいね〜。