【読書】1月の読了本紹介

こんにちは。Alisaです。

 

2023年もスタートし2022年秋から本格再開した私の読書習慣もしっかり定着してきた気がします。

 

月8冊ペースになって結構経つかな?と思ったけど、まだ3ヶ月だったという(笑)

昔はこれ以上読んでたことを考えると、まだまだですね…。

 

1月の読書量

11冊:2883ページ(読書メーターより)

 

2023年1月の読了本紹介

 

はじめにお伝えしたいのですが、今回から「あらすじなし」というのをやめさせていただきます。

 

ありんこさん
ネタバレ防止のために敢えて…とか言いながら申し訳ありません。

 

いや、過去2ヶ月分の読了本紹介を読んでくれた方は気づいたかもしれないですが、同じ作家さんの作品をあらすじなしで紹介するの…

 

ありんこさん
はっきり言って無理です…

 

同じ言葉並べるだけになってしまうんですよ…。

 

視点はそれぞれ違うけれど、心や考えに与えた影響だって内容に一切触れずでは厳しくて…。

 

なので、今回からは簡単に私なりのあらすじを付けていこうと思います。

 

あらすじやネタバレを避けたい人もいるでしょうから、その辺りは工夫していこうと思います。

 

ありんこさん
よろしくお願いします。

 

冷静と情熱のあいだ

 

12月読了の「青く滲んだ月の行方」&「茜さす日に嘘を隠して」を読んで、男性目線を男性が、女性目線は女性が書くことでリアリティが増すことを再実感しました。

 

そして思い出したのが「冷製と情熱のあいだ」です。

 

初読は高校卒業直後だったので、もう20年くらい前になりますが、当時は「大人の話」という印象でした。

 

ありんこさん
きっかけは映画のDVDを貰ったことっていう(笑)

 

私は邦画の場合、映像より先に原作を読むタイプなので、見る前に読む!!と決めて手にしたんですよね。

 

私がイタリアに行ってみたいと思ったきっかけになったのも、エンヤの曲を聞くようになったのも、この作品と映画がきっかけなんです。

 

初読当時は「大人の話」という印象だったのに、今や順正やあおいよりも年上になってしまった私(笑)

 

あらすじorネタバレ部分を読む
本当は深く愛し合いながらも、すれ違いが原因で別れることになってしまう二人の10年を繋ぐ物語。 さり気なく交わされていた約束を、お互いに「覚えているはずがない」と思いながら、全く別の人生を生きていく。それぞれ、別の相手と共に…。

ミラノとフィレンツェ…。同じイタリアという国に居て、ふとお互いの匂いを感じることさえありながら、偶然の再開は果たされないもどかしさ。 本当は誰よりも本心が通じ合っているのに男女であり個人であり…。

その気持ちも考えも、相手に間違いなく伝わるなんてことはない現実に苦しささえ覚えるかもしれない。

 

Rosso:江國香織

女性側の主人公、「あおい」目線のストーリー。

同性だからなのか、あおいの行動や考えは何となく分かる気がして、でももどかしくて…。

大人になった私の目線でも、その性格が簡単に変われない自分の本質であることを理解できたし、逆にあおいの清潔を羨ましいと感じてしまう私がいました。

 

 

Blu:辻仁成

男性側の主人公、「順正」目線のストーリー。

善悪が隣り合わせというような家族構成の中で、自分なりに必死に真っ直ぐ生きてきたんだろうな…。

この物語の後の展開が本当に気になり、そこに残った場合や帰った場合などいろいろ想像してみるけれど、どれが一番幸せでしっくりくるのか未だに私の中の一番が見つかりません。

 

 

ありんこさん
どちらも本当に素晴らしいと思います。ぜひ交互に読んでくださいね。

 

寝る前に読みたい宇宙の話:野田祥代

 

図書館の新年イベントで「本の福袋」というものがありまして、テーマごとに司書さんが選んだ本がランダムで入っているというもの。

私は「すばらしき宇宙」というテーマの一般用福袋を選びました。

 

ありんこさん
貸出ですが自分では借りないかもしれない本を手にするいい機会だなと♪

 

2冊入っていたうちの1冊がこれでした。

 

あらすじorネタバレ部分を読む
宇宙という広大な世界の中に私達は生きている。それは「宇宙の一員である」ということ。

当たり前のことなのに、気が付かない、そして忘れてしまう事実に目を向けることができる宇宙の話。

誰でも必ず経験する「悩み」という苦しみも、永遠には続かない。そして人間に与えられた時間は宇宙時間でみれば…。

宇宙の知識に加え、自分の心や考えに語りかけ、解きほぐしてくれる…そんな一冊。

 

専門用語など難しい言葉や表現を使わずに、誰でもイメージしやすい例えを使って説明されていて、知識の点では入門書に当たるかな?

 

ありんこさん
私は知識的には全て知っていたけど、この本の魅力はそこじゃありません。

 

広大な宇宙に生きている私達を宇宙から見ると…?

天文分野には興味がないという方も、この地球に生きている限り共感と気付きを得られるのではないか…と感じる一冊です。

 

ある意味で「人生の教科書」にもなり得るかもね。

 

 

宇宙飛行士だから知っている すばらしき宇宙の図鑑:野口聡一

 

「本の福袋」に入っていたもう1冊がこれでした。

宇宙に関する知識はもちろん、ISSなどタイトル通り「宇宙飛行士だからこそ知っている」ことが書かれていて面白いです。

写真も多く、漢字には全ふりがな付きなので、大人から子供まで一緒に楽しめるのではないでしょうか?

 

 

流浪の月:凪良ゆう

 

おすすめいただいてやっと手にした本です。

「本屋大賞」を受賞したことや図書館での「注目書籍」のコーナーに置かれていたこと、映画化したことも知ってはいたのですが…。

 

これは(も?)複雑…。

でも「読んでよかった」一択です。

 

あらすじorネタバレ部分を読む
二人は再会してはいけない。再会は心の傷を抉ることであり、可哀想な人は「優しい心」で守っていかなければならない。 それは世間が二人に向ける勝手な感情であり、二人の真実を無視して作り出された、偽りの真実。

二人には二人にしか分からない口にできない、伝わらない思いがあり心地よさがある。

「普通」や「当たり前」とは何なのか。

自分にとってのそれが誰にっとっても同じとは限らないことを知りながらも、人は違うものを否定し追い立てる…。

真実や事実も都合よく塗り替えて、差し替えられた偽りが真実へと変わっていく恐怖。

それを受け入れられない時、「精神的に問題あり」として片付けようとすることも、人間の特性なのだろうか?

 

もどかしく切なく…。

自分も「周り側の人間」で、良くも悪くも意識しない本当の意味で「心無い一言」を発し、誰かをがんじがらめにして追い込んでいるのかもしれない…。

改めて「普通」や「当たり前」について考えるきっかけになる気がします。

 

 

ねこのばば:畠中恵

 

どハマリ中の「しゃばけ」シリーズは図書館に行く度に借りてしまうように…。

閉架書庫から持ってきてもらいます(笑)

 

あらすじorネタバレ部分を読む
病弱で何度も死にかけている若旦那が健康に!?もりもりご飯を食べる様子に「こうやって健康になっていく過程も描くのかな?」と期待して…

手代は若旦那を救えなかった??
いや、このシリーズはまだまだ続いてるんだからどうにか助けるんだ!それこそ妖の力で…。と必死に思い込むも…。

 

人物象や人間(?)関係など設定にハマって完全に癖になってます。

いつの間にか私も若旦那や若旦那のそばにいる妖たちの気持ちに…。

今回はいろいろ騙されました。

 

 

リミット:五十嵐貴久

 

最近の紹介記事を読んで気になって調べたら新しい本ではなく…

すぐに借りられたこともあり読んでみることにしました。

 

あらすじorネタバレ部分を読む
舞台はラジオ局。人気芸人がパーソナリティを務める深夜帯の番組宛に届いた「自殺予告メール」。 これはいたずらなのかそれとも本気なのか…。

「誰かも知らないリスナーの一人が生きようが死のうが関係ない」

番組で扱っても扱わなくても問題が起きるかもしれない中、ディレクターとパーソナリティはどんな判断と行動をするのか…。

ラジオ放送終了をリミットに進んでいくストーリーは手に汗握る!?

 

設定が苦手なタイプだったので不安でしたが読み始めると意外と抵抗なく。

登場人物がほぼ男性なのでむさ苦しい(笑)印象はありますが、ページ数文字数の割にサクサク読めました♪

 

 

真夜中のたずねびと:恒川光太郎

 

やっと読めた恒川さんの比較的新しい作品。

「所持」に拘っていたから読めずにいたけど、借りればいいのよ(笑)

 

あらすじorネタバレ部分を読む
本当に怖いのは何よりも「人間」かもしれない。

不思議な力を偽って人を騙しても、相手が救われるならそれは真実。 それでも自分の中の後悔は消えないし、偽りを真実に塗り替えているかもしれない。

現実も幻覚・幻聴も紙一重?それは存在していて存在しない?

どれが真実なのかは読者の感じ方次第の苦しい現実を生きる人達のお話

 

いつもの恒川ワールドとは少し離れた現実に近い話になっていますが、やっぱり人間って怖いよね。

短編集でそれぞれの話が直接的に繋がることはないものの、ちらっと話を跨いだり、同じ人物が登場したりする部分があり面白いと感じました。

 

 

おまけのこ:畠中恵

 

今週はこれ状態!(笑)

なんだろうな〜。癒やしになっている感覚がありますね。

 

あらすじorネタバレ部分を読む
「一流の職人になれる薬」なんて使っても一流じゃない 「自分を隠す厚化粧」はきっとしなくなるはず
「兄やたちが来る前の若旦那」幼い日の謎解き
「複雑な環境と心情」人は優しさだけでは生きれない
「お月様を守る大冒険」迷子の子供

今回は活発に動き回るようなことはないけれど、酷く寝付くようなことも少ない印象の若旦那。

若旦那のところを訪れる者たちの心情を感じられるものが多く、多少ハラハラしつつもほっこりできる話が多い気がした。

恐ろしい顔と表現される鳴家だけど、若旦那との様子を想像すると可愛くて仕方がないわけで、それをはっきり感じたのが表題「おまけのこ」

 

若旦那が今までの事件解決の中で出会った人物とのその後の関わりが書かれていると嬉しいですね。

連続で読んでいるから問題なく繋がるし、こうして若旦那の周りには人が集まるようになるんだろうと感じます。

それは「大店の若旦那だから」なのは関係なく、若旦那本人の人柄の影響が大きいはず。

 

 

人は聞き方が9割:永松茂久

 

夫が職場内でのコミュニケーションについて考えていたので、こちらを再読して考えを話しました。

「当たり前」なことでありながら、意外と気づかない部分を突いてくる感じでフムフムと思うことが多かった1冊で、「聞き上手になる訓練法」を紹介されています。

これはその都度手に取りながら実践したい、した方が良い!と思い、単行本を購入し我が家のビジネス書のコーナーに入れました。

 

ありんこさん
今までは私だけだったのでKindleの読み放題で読んでいました。

 

失敗から学ぶ自己投資:力石あや

 

どうたどり着いたかも覚えていないのですが、読み放題対象でサラッと読めそうだったので読んでみました。

私としては共感部分もありましたが、万人受けする内容ではないかな?という印象が強いかな…

 

自己投資には積極的なのに上手く行かない…と感じる方には気持ちを楽に指せる意味でおすすめできるかもしれません。

 

おまけ:読書記録

 

今回も読書を楽しむ小話を♪

 

学校などで取り組んでいることもあるかもしれませんが、「読書記録」は結構読書意欲を駆り立てます。

 

ありんこさん
娘は100冊目指しているけど、賞状が貰えるとか言ってたな〜。

 

タイトルと読了日、おすすめ度なんかを書いています。

 

私もこうしてブログで読了本紹介を書いていますが個人でも下記の方法で記録を残していますよ♪

 

読書メーター

読書家さんが集まる読書記録サービス。

読了本の記録だけでなく読みたい本を探したり登録したりできるので、新しい本との出会いもあるかも??

本気の読書家さんの書く感想はとても参考になりますし、自分とは違った考えに出会い幅を広げるきっかけにもなります。

 

読書メーターHP

 

図書館通帳

 

図書館(自治体)で提供されているサービスで専用通帳に借りた本が記帳されます。

1ヶ月単位で借りた本の合計金額が出るものちょっと面白いですね〜。

娘と私、どっちが読んだかな〜??と密かに競っています。

 

ありんこさん
読んだ本の数が増えていくのを見ると充実感ありますよ。

 

記録を見返すことで「好きな本」の傾向もわかるし、「あれは何の話だっけ??」と思った時、探すのも簡単になりますね。
再読は新たな発見もありますし…。

 

ぜひ記録して読書生活を楽しみましょう〜。